紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所
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 メールマガジン 第21号

           (2008年4月30日号)
 
 紀伊半島の環境保全と地域持続性ネットワーク  会員の皆様へ
 
  会員の皆様、日頃、当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
 
 三重県の山々は、新緑と杉や檜の濃緑がすばらしいコントラストを織りなし、太陽の陽を浴びて光り輝いているこの頃です。先日、松阪市飯南町の富士見ヶ原の山全体を赤く染める原生ツツジ群落を見てきましたが、この山にはクヌギの木も多数生えていて、その若葉も美しく、また、展望台からの眺望もよく、暫く見ていてもあきない風景でした。
 
 さて、前号(4月10日号)から今日までに新たに掲載した記事は次の通りです。
 
1) 「害虫防除の常識」で、これまで農業(害虫防除)にかかわる様々な法律について解説して来ましたが、今回からは、害虫の発生を知るための調査法について解説することにしました。今回は、害虫の発生状況を調査し把握することの大切さについて書きました。次回から何回かに分けて調査法について述べ、その後で、発生の予測法について触れていきたいと考えています。
 
  「害虫防除の常識」の中の「害虫の発生状況の調査法
 
2) 「論文の紹介」で、今回は田下昌志ら(2005)の「住民参加によるチョウ群集のモニタリング」を取り上げました。この論文は、最近、環境調査に市民が参加して一緒に環境指標生物などを調べることの重要性が指摘される中で、生物についての知識が比較的少ない市民による調査が果たして有効であるのかについて具体的な調査データに基づいて論じています。
 
 筆者も地元の博物館の生き物グループのサポーターとして、生き物調査を実施しますが、参加者によっては昆虫などについて十分な知識を持っていない場合が多いので、調査をどのようにしたらよいのか疑問に思っていましたが、この論文を読んで、考え方の指針が得られたような気がしました。
 
  「論文の紹介」の中の
     「田下昌志ら(2005)住民の参加によるチョウ群集のモニタリング
 
3) 「紀伊半島の巨木を訪ねる」で「伊勢市河崎の河邊七種神社の大クス」を掲載しました。伊勢市河崎は、室町時代から伊勢商人の町として栄えて来ましたが、この大クスもこの町と同じくらいの樹齢で、この町の栄枯盛衰とともにあったようです。最近は、伊勢河崎を歴史散策の街とするために、商人館の改修とNPOによる展示運営などがなされています。
 
  「紀伊半島の巨木を訪ねる」の中の
     「伊勢市河崎 河邊七種神社の大クス
 
4) 「ため池の観察」で「どこのため池でヒシの異常繁殖が見られたか(津市分)」を掲載しました。これまで、ヒシの異常繁殖が見られるため池として大澤池を取り上げてきました。昨年の夏から秋にかけて、津市のため池を見て回り、岩田池など幾つかのため池でも、ヒシがびっしりと密に池面を覆っていることがわかりました。ヒシの異常繁殖を防止する対策についても触れました。
 
  「ため池の観察」から入る
    「どこのため池でヒシの異常繁殖が見られたか(津市分)」(2007年)
 
5) トピックスに「緑提灯 ご存じですか」を掲載しました。知り合いと居酒屋で飲んでいるときに、遊び心で自給率アップにつながるかもしれないものがあると紹介されました。地域の持続性を考える時に、むしろ地産地消が重要だと思いましたが、国産重視の考えも大いに関係があるということで掲載しました。
 
  トピックスの「緑提灯 ご存じですか
 
6) トップページの写真を入れ替えました。新しく三重県津市美杉町三多気、真福院参道のヤマザクラ並木を掲載しました。真福院は1100余年前に創建され、伊勢国司北畠氏の祈願所とされた由緒有る寺院であり、500本を超えるヤマザクラの並木は古樹が多く、ソメイヨシノの並木とは違った歴史を感じる趣がありました。
 
  トップページの写真
                                                                             
 (2008年5
月1日 主宰者より)

 なお、会員の皆様には、最近号(22号)を6月4日に発信致しました。
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                        2007年8月31日   主宰者より